ピアニストの指の動き、超絶技巧を可能にしているのは脳です。
ピアニストも、一般の人も指の筋力はかわらないそうです。
脳の運動野からの指令で、動いています。
ピアノの練習を重ねて、脳の神経細胞が増えていきます。
で、ブランクがある人は、脳の神経細胞が減ってしまってるらしいんです。
私は、47年ぶりに、ピアノを再開したのですが、弾けなさっぷりに驚いていました。
これで、納得しました。
忘れた~とか、指が固くなった~とかもあるけど、神経細胞ごとなくなってたんだな。
うんうん、すごく納得しました。
骨折などで、1カ月ギブスすると、筋力が減るだけじゃなく、筋力を動かすための、神経細胞も減少してしまっているそうです。
「ピアニストの脳を科学する」
っていう本に書いてありました。図書館で読みました。
ピアノを弾く時、脳の運動野からの指令で、神経細胞が一致団結して指を動かします。
でも、神経細胞の数には、限界があるそうです。
じゃあ、弾くスピードには限界があるのかと思いきや、
慣れればなれるほど、神経を沢山使わなくても、指が動かせるように、洗練されていきます。
そんな「省エネ脳」となり、脳に余力ができて、さらに複雑な動きができるようになるそうです。
そして、さらに、神経細胞の機能を特別に変化させていて、普通の人が指を動かすときに使う神経細胞と、違う動きをするようになります。
そうして、ピアノを弾くことに特化した機能を持つように、さらに洗練されていきます。
なのだそうです。
ピアニストさんの凄さを知りました。
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