kaedesato’s blog

100歳まで気楽に生きたい

「すぐ死ぬんだから」 内館 牧子 (著) の感想

主人公は、78歳の女性。ハナさんです

見た目に気を配ることを大事にされています。

見た目というのは、生まれながらの形ではなくて、若々しさ重視です。

 

同年代の人たちが、みんなそろって似たようなリュックをせおい、登山帽のような帽子をかぶっていることを批判しています。

リュックも帽子も若い人のとは違う、安っぽいものなんです。

 

見た目を気にする人を批判し「すぐ死ぬんだから」と言う言葉を免罪符に使い、楽な方に流れる人や、ナチュラルがいいと言いながら、何もしない人は、セルフネグレクトだと言ってました。

 

見た目に気を使うと、中身も元気になっていくというのが、ハナさんの考えです。

なので、逆に「外見より中身よ」って言って、外見を気にしない人は、中身も退化していくって感じです。

 

ハナさんは、けっこう毒舌です。言い方がキツイんです。

コワイおばあちゃんです。

でも、リアルでもあります。いい人すぎる主人公なんて嘘っぽいもんです。

 

若々しく、幸せな老後を過ごしていたハナさんですが、

 

優しい夫が突然倒れ、亡くなります。

そして、夫が長年隠していた事を知ります。

なかなか大きな事で、ショッキングな事で、自分の人生の大半を否定されたような気持ちになると思うんです。

後期高齢者になってからの、この気持はつらすぎると思うんですが、

ハナさんは、とても清々しく、若々しい判断をされました。

ほんとに、見た目だけじゃなくて、中身も若々しかったです。

 

見習いたいと思いました。老後の生き方の参考になりました。

きれいでいる努力をしよう (^o^)/



私はアマゾンのオーディブルで聴きました。

ながらで、耳から読書ができることが、ほんとうに良いです。

Amazon.co.jp: Audibleブック

 

コミックもありますね。こちらも良さそうです