50歳で、朝日新聞を早期退職し、ピアノを再開された「稲垣えみ子さん」のエッセイ集です。
ピアノが、いまを楽しむことの幸せを教えてくれたってところが印象的でした。
子供の頃、しんきくさい練習がイヤだったから、あまり練習をしなくて、やめた時は清々したのに、 実はあきらめきれていなくて、歳を取って弾きたくなったそうです。
だけど、実際やってみると、思うように指は動かず、力もなく、おそろしく少しずつの上達でした。
ですが、ピアノの練習をしていく間に、今を楽しめることを大切にすることを思うようになっていったそうです。 そんな気持ちの描写が、軽快で、とてもわかりやすいし、楽しいです。
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子供の頃の気持ちは、私、個人的に、ものすごく共感しました。
でも、よく読むと、レベルは全然違うんです。私より、ずっと練習しているし、ピアノレベルが上の人でした。
レベルが違えど、気持ちは同じ、って感じですね。なんか、恥ずかしいですが、、
再開後は、さらにだいぶ違います。
稲垣えみ子さんは、毎日2時間練習をされています。
私は、再開後まもなくくじけています。
一年半くらいまえに再開して、ここ一年くらいほとんど弾いてません。
かじっては辞め、かじっては辞めをくり返しています。
ノーミスで一曲通して弾ける曲がまだないのです。
楽しいエッセイを読ませていただいて、身にしみました。
私、再再開しました。やる気がでました。
今この瞬間、努力することが楽しいと思えるようになりたいです。
練習を続けていたら、そう思えるようになるのだろうな。
最初、しんどいだけなのは、どんなことでも、そうですもんね。
最初のしんどいだけの段階で辞めて、またはじめて辞めて、なんて繰り返してたら、ずっとしんどいもんね。
こんどこそ続けようと誓いました。
いやあ、ほんとに。ほんとのほんとに。今度こそ。です。って感じです。
そんな気持ちにしてくれたエッセイでした。
あんまり難しくないけど、いい感じ聞こえる曲の紹介なんかもあって、とてもためになりました。
私は、オーディブルで聴きました。 アマゾンオーディブルへ