2021年本屋大賞翻訳小説部門第1位受賞
2019年・2020年アメリカで一番売れた小説
って帯に書かれていたので買いました。
ミーハーな買い物でしたが、感動しました。
読んでよかったです(^ ^)
ざっくりとしたあらすじと、感想を書きます。
「ザリガニの鳴くところ」というのは、湿地のことだそうです。
湿地には、いろんな生物がいるけれど、人間はあまり住んでないところです。
親の育児放棄や兄弟の家出で一人になってしましい、6歳からほぼ一人暮らしで、10歳から完全一人暮らしをした「カイア」という女の子が主人公です。
6歳から孤独で貧困な暮らしをしているのに、村人達はカイアを差別をしています。
数名、気づかってくれる人がいるので、そのやり取りには、ほっとします。
カイアは、湿地の動物や植物と一緒に、自然の中でサバイバルな生活をしています。
人とのかかわりは少ないけれど、自然の中で、いろいろな事を学んで成長していきます。
自然の描写がたくさん出てきます。
行ったことがないですが、豊かな自然がある風景が頭に浮かんできました。
湿地で、村の青年の死体が発見されました。
村の人たちは、すぐにカイアを疑いました。
逮捕されたカイアは裁判を受けます。
陪審員は、昔から、カイアを差別してきた人たちです。
偏見の目がある中での裁判の場面は、読んでて息苦しくなる程の緊張感を味わいました。
カイアの幸せをただ願って、最後まで読みました。
没頭しました。
深く感動して、衝撃をうけました。
それと、自然界のルールと人間のルールは違いがあることを,思いました。
自然界のルールには、善悪の基準ががなく、自然に行われていますが、
人間のルールは、人間が善悪を決めていて、自然とは離れているところがある事を改めて感じました。