本町駅に行きました。
昭和レトロな雰囲気のある駅です。
大阪メトロ「本町駅」周辺は、船場の商人の町です
船場とは、本町を含めた、周辺の「地域名」で、大阪市の中心業務地区です。
駅の真上の船場センタービルでちょっと迷います
大阪メトロ「本町駅」の真上には、船場(せんば)センタービルが、10個並んでいて、駅の外に出る通路がちょっと難解なんです。
船場(せんば)センタービルが目的地だと便利ですが、外に出たいときは、詳しい道順を調べていないと迷います。
船場(せんば)センタービルは、大阪市中央区船場中央にあって、地名そのままのビル名です。
船場センタービルの上に道路が乗ってます
中央大通(国道)を作るときに、たくさんある商店の立ち退き交渉が難航した事で、立退き商店の引越先を道路の下に作ることになり、できたそうです。
商店と道路の両立という素敵なアイデアです。
船場センタービルが10個並んでいて、上に中央大通という道路が乗ってる絵のつもりなんですが、わかりますでしょうか?( ;∀;)
中央大通下のビルに、交差する道路の分を空けています。
で、1号館から10号館まで、10個に分かれています。
のちに中央大通の上に、阪神高速がつくられました。
現在の、Google Maps航空写真です。
地上から見るとこんな感じです。ビルの上に道路が乗ってます。
↓
地下には、御堂筋線、四つ橋線、中央線、「本町駅」
堺筋線、中央線「堺筋本町駅」が、あります。
船場(せんば)センタービルは、地下2階、地上は1階〜4階です。
上の道路の傾斜により、端の方は低くなってます。
端っこ見ると、1階建てです。
全体的に、1、2階は、繊維系の問屋さんが多いです。
3、4階は、オフィス系、地下は食べ物屋さん系です。
船場センタービルの公式サイトこちらです↓
大阪市の「キタ」と「ミナミ」という愛称は、船場でできました
船場(せんば)を中心に、北を「キタ」、南を「ミナミ」といい、今も通称になってます。
梅田あたりを「キタ」って呼び、難波あたりを「ミナミ」って呼んでいるのは、これが由来です。
「もうかりまっか。ぼちぼちでんな。」は、船場の商人の挨拶です。
大阪弁の代表のようなのですが、「もうかりまっか。ぼちぼちでんな。」などのコッテコッテの大阪弁は、昔の船場の商人の、お仕事上での挨拶です。
今は、言わないんじゃないかな。たぶん30年以上前の言葉だと思います。
船場の商人じゃない人は、昔から言わないです。
駅の外はオフィス街です。
作家の山崎豊子さんの出身地です。
作家の山崎豊子さんは、出身がこの船場(せんば)だそうです。
「不毛地帯」や「華麗なる一族」「ぼんち」など、このあたりの企業がモデルになっている作品が多いです。
松尾芭蕉の終焉の地でもあります。
意外にもです。
そんな町です(^-^)/
「本町駅」周辺 まとめてみます
- 船場センタービルの上には、中央大通と阪神高速道路がある
- 大阪市の「キタ」「ミナミ」の呼び方は、船場が中心
- 「もうかりまっか」は昔の船場商人の挨拶
- 本町駅周辺はオフィス街
- 山崎豊子さんの出身地で、作品のモデル地
- 松尾芭蕉終焉の地