kaedesato’s blog

100歳まで気楽に生きたい

ピアノの手 卵の形はすでに終ってた

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こんにちは。47年ぶりにピアノを再開している、あらかんの「かえで」といいます。

私が昔々小学生の頃、ピアノ教室で教わった手は、卵の形でした。

手をぎゅっとにぎって、ゆっくり開き、卵を持つように丸くする
そして、指を立てて、指先で弾くって教わりました。

弾いてるうちに、手がぺしゃんこになってきたら、先生は、私の手の甲をつまんで、つねって、上に上げました。
弾くことに集中していると、手の形に意識がいかなくなるから、その都度、「卵!」って怒鳴られ、手をつねられ、上に上げられました。

(昔は、こんな感じだったです)


子供は手が小さいから、丸めたまま弾きるづけるのは、難しいです。
でも、そこは厳しく調教されました。


指の先で弾くという、その形は、高速演奏時に、指が絡まりやすいということで、反対派が広がったそうなんです。
っていうのは、いつのことかというと、1900年ごろのドイツでのお話です。
私が、習ってた頃より、ずっと前です

元々弾き方は、ピアニストにより個性があるものらしく、いろいろな考え方があったそうなんです。
でも、パウル・ショルツさんというピアニストが、日本にこの「卵の形」が正しいって広めました。
そして日本では、これを唯一の正しい形って信じられてしまったみたいです


なんてこったい ( ;∀;) 

 

パウル・ショルツ
1913年1月に来日し、以後1922年8月まで東京音楽学校(現在の東京芸術大学音楽学部)でピアノ教師を務め、
同校退職後も東京高等音楽学院(現在の国立音楽大学)教師など、東京を拠点にピアニスト、音楽教師としての活動を続けた Wikipediaより


パウル・ショルツさんが悪いわけじゃありません。
この形が良いと信じて、教師として伝えただけですから。


手がどんな形でも、指と手首がなめらかに動く事が大事だと思います。
その方法を、自分で発見したり、好きなピアニストを真似たりすればいいんじゃないかなって思います。
今の時代は、ピアニスト演奏は動画で見れるし、情報はいろいろあるから、自分で考えて選べるからいいですよね。


まとめ
ピアノを弾く手の形は、指や手首がなめらかに動く形を、自分で見つけよう

 

追記 素人の私の意見ではなくて、専門家の本より抜粋します。

 

ピアノの手 卵の形はすでに終ってた

ピアノの手の形は?

初心者ほど、中指と薬指を持ち上げてて、高くなっているそうです。

狙ったった鍵盤を確実に弾くために、高くなるらしいです。

子供の頃の私は、手がぺしゃんこになりがちでしたが、大人の初心者は、逆に高さがあるのですね。

弾く時の腕の動き 

初心者も、上級者も、上腕二頭筋(力こぶ)をつかって腕を持ち上げるところまでは同じです。次の段階で、違いがあります。

初心者は、肘を伸ばす筋肉(上腕三頭筋)を収縮させて、鍵盤を打鍵
上級者、上腕三頭筋を使わず、上腕二頭筋の力こぶをゆるめ、重力に任せて腕を落下させ、打鍵。

腕に力は入っていないそうです。

大きな音を鳴らしたい場合

初心者は、腕のちからをより使います。
上級者は、肩の筋力をつかい、手首をしならせています。

狙った鍵盤を正確に打鍵することに、集中すると、腕に力が入るのが当たり前です。
脱力は、ある程度訓練をして、徐々にできるようになるそうです。