こんにちは。47年ぶりにピアノを再開している「かえで」といいます。
「変な弾きクセがつくから、独学はよくない?」
よく言われてることですが、そうとは限りません。
私は昔、卵の手の形って訓練されましたが、のちにそれは古い常識だとわかりました。
ですが、いまも、受け継がれていて、「卵にしましょう」っていう先生がいます。
先生によっても、ピアニストによっても違うので、どれを参考にするかは、自分の好みで選んでいいと思います。
はじめての練習前は、気にしなくて大丈夫です。
両手で弾けるようになったら、改めて確認してみたらいいと思います。
動画を撮って自分で見てみたり、周りの人に見てもらったらいいんじゃないかな。なので、変な弾きグセがつくから、習いに行くべきだとは、思わないです。
変なクセっていうのが、どういうのなのか、具体的にはわからないのですが、
後々、指や腕に負担がかかりすぎるような弾き方をしているって事が多いみたいです。
ものすごく、指に力が入ってるとか、腕の高さが高すぎるとか?
指の第一関節だけまげて弾いてるとか?
肩が上がってるとかでしょうか?
そういうのだったら、動画を撮って見たら、自分で「これは、のちのち体に負担かかりすぎるでしょ」って判るはずです。
ちゃんとした形で、良い姿勢で演奏していても、
ピアノはじめたては、どこからしら体が痛くなると思います。
(子供は、大丈夫ですが(T_T))
余計なところに力が入るからです。
腕や手は、やわらかい状態で、できるだけ、リラックスすることが大切です。
ピアノは意外と、全身運動でもありますし(^^)
「変なクセをあとから直すのは、大変な事?」
最初は、音符を覚えたり、鍵盤の位置を確かめたりすることに、集中しています。
手の形や姿勢は、両手で弾けるようになってから、改めて考えても、全く遅くないです。
弾きグセについて まとめ
- 弾きグセ直すための教室は行かなくていい
- 腕や手が柔らかく動くようにして弾こう
- 弾き方は、好きなピアニストを参考にしよう
- 両手で弾けるようになったら、動画で確認しよう
追記です。
素人の私の意見だったので、専門家の本から抜粋させていただきます。
「ピアニストの脳を科学する」
に、初心者と上級者の弾き方の違いが書かれていました。
初心者の手の形は、中指と薬指を高く構えているそうです。
正確に鍵盤を弾くことに、集中しているからだそうです。
ピアノを弾く時の、腕の力の使い方ですが、
上腕二頭筋(力こぶ)をつかって腕を持ち上げるところまでは、初心者も上級者も同じです。
初心者は、上腕三頭筋(力こぶの裏がわ)に力を入れ、打鍵、
上級者は、上腕三頭筋を使わず、上腕二頭筋(力こぶ)をゆるめて、重力に任せて腕を落下させ、打鍵、
腕の力を使わず、重力を使っています。
大きな音を鳴らしたい場合、
初心者は、より腕に力を入れています。
上級者は、肩の筋力を使い、手首をしならせて打鍵します。
初心者の場合、狙った鍵盤を正確に打鍵することに、集中しているので、腕に力が入るのが当たり前です。
腕の力をあまり使わない、脱力の形は、ある程度練習をして、徐々にできるようになるそうです。
著者の古谷晋一さんは、医学者で音楽家です。
演奏家のための研究開発Music Excellence Projectの代表理事をされています。
ピアニストの脳と身体が、どのような働きをしているのか、様々な実験と調査を駆使して探求されてできた本です。
ピアノ初心者の脳の成長のことも、書かれているので、読んでとてもためになりました。